アコーディオンとバンドネオンの似て非なる音

大好きな曲をあげろといわれたら、「リベルタンゴ」は欠かせません。
アルゼンチン作曲家のアストル・ピアソラによる情熱的な曲です。
情熱的なのに哀愁を感じるメロディは、何かのドラマ挿入歌として使われていました。

あまりに気になって、曲のレコードやCDを当時必死に探しました。
当初はてっきりアコーディオンによる演奏曲だと思っており、
必死にアコーディオン曲を探していたのですが、
一向にそれらしい曲に出会うことが出来ませんでした。

それもそのはずで、アコーディオンではなく
バンドネオンというアルゼンチンタンゴに欠かせない楽器による演奏だったのです。

バンドネオンは、アコーディオンと同じような構造を持っています。
蛇腹状になったふいご部分を手で伸縮させて空気を送り込み、音を出します。
けれども、音階の作り方や音の出し方は全く異なっており、
似て非なる楽器といえるでしょう。

恥ずかしながら、初めはてっきりアコーディオンの音だと思い込んでいましたが、
違いを知ってから聞き比べると確かに違いがわかります。

アコーディオンは、やはりパリの街角やカフェが似合う音がします。
バンドネオンは、アルゼンチンタンゴの情熱と哀愁を背景に持つだけあり、
ヨーロッパではなくラテンのもつ独特さを音から感じさせてくれるのです。


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